ばらまき型傾斜計による地すべり動態観測
- 目的
- 目的 斜面の変状を【面的】にとらえ、いち早く異常を知らせます
- 納入先
- 高知県安芸郡北川村
障害に強いメッシュ型無線搭載のばらまき型傾斜計による遠隔監視
台風による豪雨の影響で斜面や道路が崩落した高知県北川村の地すべり地帯監視のため、弊社グラフ付伸縮計と共に『ばらまき型傾斜計』を設置、観測を開始したところ、数日後の大雨によりさらなる崩壊が発生。その状況を下記のように捉えました。(センサ6カ所設置の内、グラフ赤色のセンサA設置地点が崩壊)
★計測データ詳細をまとめた資料はこちらからご覧いただけます。
システム詳細
ばらまき型傾斜計は、無線機を搭載したセンサを斜面に多数配置し、その計測データを無線通信にてデータロガーへ集約・記録することにより、斜面の変状を面的にとらえることができる計測器です。山間部の地すべり地であっても、障害に強いメッシュ型の特定小電力無線を用いた通信のため、より確実にデータを取得できます。
ばらまき型傾斜計(センサ)
斜面に複数のセンサを配置
ばらまき型傾斜計(データロガー)
データロガー収納箱内部