雨量観測・警報システム
- 目的
- 独自施設で降雨情報を把握し豪雨災害にいち早く備えます
- 納入先
- 総合病院(民間)
- 納入年月
- 2010年5月
パケット通信機NetMAIL-1を利用した
雨量観測・警報システム
2010年5月、県の防災モデル病院に指定されている民間の総合病院様に、当社のパケット通信機 NetMAIL-1を用いた『雨量観測・警報システム』を導入いたしました。
■観測内容:雨量1ヶ所
状況・課題
病院建物付近に、災害警戒区域(国指定)のイエローゾーン及びレッドゾーンが存在していた為、まずは災害に備えた対策をすること、そして、被災した場合に、その被害を最小限にとどめることを目的として、自主的に災害対策計画や非難計画を立て、取り組まれておられました。
危険をいち早く察知する為にはリアルタイムな情報が必要となります。そこで、携帯電話やパソコンに情報を一斉配信ができる当社の遠隔監視システムをご提案し、納入にいたりました。
成果
行政に頼らない自己管理・自主避難の取り組みに貢献
屋上に雨量計を設置し、規定以上の大雨を検知すると、各担当者に自動通報、上層階に避難をし入院患者を初めとする病院関係者の安全を確保するという仕組です。
安心して病院で治療出来るという配慮と共に、近隣住民の方々にも情報配信を行い、地域の安全にも貢献しています。
この試みは、行政に頼らない安心安全、自己管理・自主避難の取り組みとしてNHKや地元放送でも報道され、注目を集めています。
システム詳細
雨量計を屋上に設置し、雨量計の観測データを管理室のパソコンで管理します。
専用のソフトウェアを使って、雨量データのグラフ化や作表を行うほか、データサーバ上にWebページを自動更新し、インターネット上での閲覧を可能にします。
また、設定値以上の雨量を観測すれば、パケット通信機により、パソコンや携帯電話に警報メールを送ります。