メモリ付ひずみ測定器
TCR-25
ひずみデータ処理を簡素化し作業時間の大幅短縮を実現
従来の現場でのパイプひずみ計測定は、個々のひずみセンサをひとつひとつ接続しながら測定したり、ひずみ切替スイッチボックスに指示計を接続して測定を行ったりしていました。測定した値は野帳に記入し、それらの値を現地から持ち帰ったのちに手作業で整理する必要がありました。これらの課題を解決するのが、測定の簡素化と正確迅速なデータ収集を図った「メモリー付ひずみ測定器」です。
本器は、表示された測定値をCFカードに記録するため記録ミスがありません。また「接続ユニット」を使用すると20ch~40chのデータをCFカードに一発記録しますので、現場でのデータ収集時間や事務所でのデータ整理時間の大幅短縮が可能となります。
※メモリー付ひずみ測定器PHM-25は、2012年1月に生産終了致しましたが、引き続き、同等のOEM製品をご提供させていただいております。詳細は弊社営業担当へご連絡を頂くか、下記協力会社ホームページをご覧ください。
■株式会社東京電機 http://www.tokyodenki.com/
主な機能/特長
自動測定と自動記録
ハンディ計と接続ユニットを接続し、測定開始ボタンを押すことにより、20CHのパイプひずみ計の測定を自動で行い、CFカードに記録するので、短時間で測定ができます。また、測定の際に、接続ユニットの機器番号、および測定時刻を同時に記録するので、どの孔を、いつ測定したのかがファイルに記録されます。そして、CFカードのデータをパソコンに取り込めば、簡単にデータ処理ができます。これらの機能により、測定数値を写し間違える、測定したデータがどの孔のものなかわからなくなるなどの人為的なミスの発生を防ぎます。
簡易操作
ハンディ計と接続ユニットを接続しハンディ計の1つのボタンを押すだけで、自動CH切換え、測定、自動記録を行うため、間違いのない測定ができます。
センサの直接接続測定
パイプひずみ計のリード線または他のスイッチBOX等のケーブルを直接ターミナルに接続しての測定も可能です。この場合も、測定データをCFカードに記録することができます。
高信頼性
測定CH切換えは、機械的なスイッチではなく電子回路によって行われるため、高い信頼性があります。また、切換え回路は接続ユニットではなくハンディ計に内蔵されているため、現場に放置する接続ユニットは耐環境性にすぐれています。
現場への直接設置
接続ユニットの外箱は、直接、現場に設置することができるため、この他に収納箱を必要とせず、コスト的に有利です。
電池動作
ハンディ計は市販の単3型アルカリ乾電池で1500回以上の自動測定が可能です。また、現場で電池切れしても、近くで電池を購入して測定を継続できます。
センサ寿命検知
パイプひずみ計の抵抗値を測定して、その値が下限値を下回ったことを知らせるため、センサの絶縁劣化によって測定値が異常なのか、本当にひずみが発生しているのかを見分けることができます。
ダウンロード
- ソフトウエアダウンロード(ID、パスワードが必要です)
- ネットワーク対応機器プログラムや各種ソフトウエアのバージョンアップ及びダウンロードができます。